乾燥職人としての使命!熊本県で乾燥野菜やごぼう茶を製造してます。
乾燥野菜に魅せられて
昔、あばあちゃんが渋柿の皮を向いて1か月ほど軒先でぶらさげて干し柿を作っ
てました。
あんなに渋い柿が、こんなにも甘くなるもんだと不思議に思ってました。
また切干大根や干し芋など干す事で甘みや栄養が濃縮し、更に長期保存もできる!
そんな乾燥野菜に魅せられ始めた乾燥職人のブログです。
これから、乾燥野菜の魅力や使い方、レシピや栄養成分、プチ知識などを織り交ぜ
発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
↑
常にストック野菜があると、イザという時に大変重宝します!長期保存ができる事は、何より魅力ですね!
目次
1:主な乾燥方法とそれぞれの特徴
フリーズドライ製法
フリーズドライ製法とは、1度凍らせた食品を真空状態にし水分を一気に飛ばして乾燥させる製法のこと(真空凍結乾燥)です。
(メリット)
・栄養価を維持しやすい
・お湯を注ぐだけで戻るので、湯戻し時間が早い
・色々な物を乾燥できる
(デメリット)
・生野菜と比較すると食感が劣る
・酸化しやすく色が変わる
熱風乾燥
温風を吹き付けて乾燥する方法です。電気や灯油、薪などの燃料を使用したバーナーもしくはヒーターで熱を起こし、送風機で風を送って乾燥させます。自然乾燥に比べ衛生的にでき温度調整もしやすいため早く均一に乾燥させられる方法です。
(メリット)
・食感が残りやすい
・高温で干すので滅菌しやすい
(デメリット)
・湯戻しに時間がかかる
・割れやすい
どちらも、メリット、デメリットはありますが、気軽に野菜を摂取できる事や軽量で保存ができる、規格外の野菜も活躍できるなど、活躍のシーンは今後さらに増えていくと思います。
2:日本人の野菜摂取量
厚生労働省では、健康を維持するために必要な野菜の摂取目標量を、成人の場合「1日350g以上」としていますが平成30年国民健康・栄養調査によると、日本人の1日の野菜摂取量の平均全世代は、269.2gです。
1年間では、30キロも差がでてきます。野菜はビタミンとミネラル、食物繊維などの貴重な供給源で、からだの調子を整えるのに必要不可欠です。
野菜を食べる事で栄養をバランスよく摂取でき、生活習慣病などを予防し健康で長生きする体づくりにとても役立ちます。
3:乾燥野菜の可能性
乾燥野菜の栄養
手軽に野菜を補給するのに野菜スープは最適です。
野菜には、ファイトケミカルと言われている植物にとって有害なものから体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分があり、体を強くする抗酸化作用や老化防止などが期待されてます。
<
など、ファイトケミカルと言われてます。
乾燥野菜を食すのに野菜スープにする事で、野菜の栄養を余すことなく摂取ができます。是非、おススメです!
軽量で保存に優れる
野菜を乾燥し水分を飛ばす事で軽量でより多くの野菜を摂取する事が容易になると共に、野菜が腐る原因となる水分がなく、熱風乾燥により細菌も死滅させるので長期保存が可能になります。
・軽量なのでキャンプや登山でも便利に使用できます。
・乾燥する事で長期保存ができるので、災害備蓄用や、買い物が面倒な時でも重宝します。
フードロス問題について
格外野菜は加工品として市場に出回りますが、廃棄されてしまう野菜もたくさんあります。
規格外野菜の正確な廃棄量はわかっておらず「生産量の30%~40%が廃棄される」という調査結果もあります。
形が悪かったり、傷や大きすぎだったり、豊作すぎて市場価値が落ち価格がつかなくてもロスになる本当にもったいないと思います。
近年は、直売所や加工品利用、ネット販売など環境が良くなり昔に比べれば活躍の機会が増えてはいますが、まだまだ抜本的な改善までは行きついてないのが現状です。
生産者が汗をかいて作った野菜が活躍できる方法の一つに乾燥野菜があります。
料理にすぐ使えるようにカットするので、元の野菜が大きかろうが小さかろうが、ましてや曲がっていても使用する事ができます。
通常通りに市場に出すと無価値であっても、使いやすく乾燥しているので、更に付加価値が付いた提供になり生産者にもお金を落とす事ができます。
野菜の廃棄が減り、消費者の目線からも使いたい時に使いたい分だけ、保存ができるので家でも(冷蔵庫の化石)(笑)など破棄する事なく、エシカルな取り組みになると思います。
4:まとめ
乾燥野菜には、世界の食料問題も解決できる程の可能性を信じております。
また、私たちの健康維持に必要不可欠な野菜を手軽に取れるのもいいです。
このブログでは乾燥野菜の魅力や使い方、レシピや栄養成分、プチ知識など
織り交ぜ発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
九州七味野菜 乾燥野菜 7種の野菜を配合
九州七味パウダー 九州産 野菜粉末